2016年6月16日木曜日

Scratchを始めよう

文部科学省は「小学校でのプログラミング教育を必修化を検討する」と発表しました。2020年度からの新学習指導要領へ盛り込む方向で検討されるそうです。
まだ細かな方針は決まっていないようですが、理科や算数などの授業の中に盛り込まれるそうです。

その途端、巷では小学生にプログラミングを教える塾なども出現し、テレビなどでも取り上げられるようになり、一気に注目度が高まっています。

小学生が学ぶプログラミングとは

小学生がいきなりC言語やJAVAなどを学ぶとは思えません。これらは「プログラミング」と言うより「プログラミング言語」です。
おそらく、プログラミング理論を学ばせるのでしょう。

プログラム(プログラミング)とは、つまり設計図です。設計図を書くための道具はいろいろあります。でも、道具の使い方は違えど、設計図を書くための考え方は、それほど大きく違いません。

例えば、家を立てるカナヅチやノコギリの使い方を学ぶのではなく、「家を建てるには基礎の工事が必要だ」とか「柱が必要だ」、「どのような場所に柱を立てる必要があるのか」と言った考え方を学ぶのでしょう。

どうやってプログラミングを学ぶのか

理論を学ぶのに難しいプログラミング言語を使う必要はありません。極端な話、紙と鉛筆でも可能です。
ただ、そのプログラムが動くことを体験・確認する事で小学生の興味とやる気を起こさせる必要があります。

そこで、現在注目されているのが「Scratch」というサービスです。

Scratchは、アメリカのMITメディアラボが開発している、プログラミング学習環境です。
難しい構文を覚える必要はなく、ブロックを積み上げるようにして直感的にプログラミングを学ぶことが出来ます。子供たちは遊び感覚でプログラミングを学ぶことが出来るでしょう。しかし、本気になれば本格的なプログラムを組むことも出来る、素晴らしいサービスです。

学びの手助けを

さて、僕が昔プログラミングを学んだ経験からすると、プログラミングの習得には、とにかくたくさんプログラムを作ることです。
ですが、プログラムを作っていると、どうしても分からない事や解決方法がひらめかない事があります。

幸いにして現在はインターネットを利用して、誰でもすぐに疑問を解決することが出来ます。

サンプルプログラムのチュートリアル的なサイトは、すでにたくさんあります。
ですが、TIPS的な事を公開しているサイトはまだまだ少ない。
このサイトでは、そんな行き詰まった時、ひらめかない時に参考に出来るTIPSをたくさん公開していこうと思います。

ゲームなどの完成品はほとんど公開しない予定です。
完成品は子供たちが作り上げればいいのです。

僕が公開するTIPSで、少しでも子供たちのひらめきの手助けが出来れば幸いです。