2018年4月22日日曜日

初期設定をしよう - シューティングゲームを作ろう(3)

前回までに自機と弾の動きを作りました。
ここでゲームの初期設定をしておきましょう。

初期設定で必要なこと

では何を設定するのか?
  • 自機の位置
  • スタート画面
  • 音の設定
といったところでしょう。

START画面の設定

まずは、スタート画面の設定です。


プログラムを開始したら、こんな感じでゲームのスタートを待ちます。
最初にスタート用のスプライトを新たに用意します。


手書きのスプライトで「START」と書いたボタンを作成します。

スプライトの中身はこんな感じ。


スタートボタンが表示される必要があるのは、スタートを待っている間だけです。
なので、イベントで「START待ち」というメッセージを受け取ったら表示して、クリックされたら「STARTしたよ」とメッセージを送ってから自身を消します。
ついでに、音も鳴らしておきましょう。

自機の初期設定

自機の初期設定はこんな感じ。


旗がクリックされたら、自身を隠し位置を中心へ移動、その後「START待ち」を送信します。
自身が表示され、動作を開始するのは「STARTしたよ」メッセージを受け取ってからです。
弾を発射した時の音も設定しておきましょう。

背景の初期設定

背景の初期設定にはゲーム中のBGMを設定します。


BGMも「STARTしたよ」を受け取ったら「ずっと」でループしながら流します。

以上で初期設定は終了です。

プログラミングの作法としては、この初期設定はいまいちかもしれません。
このプログラムでは、初期設定のきっかけ「START待ち」を送るのが自機からになっていますが、綺麗なプログラミングを目指すのであれば、背景の「旗がクリックされた時」イベントで、他のスプライトに「初期設定」メッセージを送って、各スプライトが初期設定を開始する流れのほうが良いでしょう。

サンプルプログラム